税理士/長野県上伊那郡を拠点として活動する税理士法人さくら中央会計/宮田村、伊那市、駒ヶ根市

トップページ > 事務所通信 > 2013年12月号

 

2013年12月号

 

【お問い合わせ】
税理士法人さくら中央会計
〒399-4301
長野県上伊那郡宮田村157 TEL:0265-85-2290
FAX:0265-85-3935

事務所通信

かけはし 2013年12月号

今年一年お世話になりました

 

 ついこの前、初詣に行ったばかりかと思っていたら、もう本年も残り一ヶ月弱を残すのみとなってしまいました。皆さまにとって今年はいかがでしたでしょうか。

 昨年までの民主党政権での先行きが見えない暗い時代から、安倍政権への転換により急激に景気回復が叫ばれるようになり、株価も8,000円から15,000円ほどに急騰し、為替も80円から100円ほどにまで急変しました。大企業では史上最高の利益を計上するところも出てきました。

 ただし、我々中小企業では景気の回復がほとんど実感できない年で終わりました。それでも、中には極少数ですが多額の利益を計上するお客様も年末近くの決算企業で出てくるようになりました。この傾向が少しでも多くの企業に広がってくることを期待するばかりです。来年以降の中小企業が取るべき経営の方針と経営の勘所などをいくつか述べたいと思います。

いずれは少子高齢化で景気は減速する

 

 景気回復が中小企業に及んできたとしても、日本は急激な少子高齢化が続きます。商品やサービスの購入力は落ちていきます。ですから、景気回復といっても、もろ手をあげて喜んでいる訳にはいきません。いずれ景気は再び減速していくことを頭の隅においてください。

そして、今後の商売の発展を考えるならば「高齢化」といった言葉はキーワードとなるでしょう。

弱肉強食・格差の時代は続く

 

 経済の規模が小さくなっていくときには、全員が平均的に売上を落としていくわけではなく、ある一部の者が売上を伸ばし、他の多くは売上を大幅に落とす、すなわち弱肉強食の世界が広まることを意味します。

 我々の周りを見ても、全国的に有名な小売店やチェーン展開する飲食店などが伊那谷に数多く出店しています。その一方で地元の同業種の店舗の閉鎖などが目立ちます。

 今後、経営を伸ばしたいと考えるならば、中小企業でも勝ち組となるためにランチェスター経営をはじめ、様々な勉強をしていく必要があると 思います。当事務所もそのようなお手伝いができるように頑張る所存です。

利益がでたら強い会社作りのために使おう

 

 景気回復等により利益がでたら、いままで我慢していた設備投資や減額していた役員報酬への支払いなど、お金を使いたい場面は様々あると思います。ただし、上記で述べてきたことを理由として、将来の売上や利益につながる設備投資や強い財務体質を築くための借入金の圧縮は積極的に進めるべきですが、豪華な社員旅行や本社ビルの建設などは将来の利益にはつながりにくいので、それらへの支出は極力控えるべきです。

 皆さまの企業の成長を少しでも応援できる会計事務所作りを続けていきたいと考えています。

 一年間大変お世話になりました。どうぞ良い年をお迎えください。

 

あいさつの大切さ

 

以前、ある会社の社長様から業績の伸びている会社に共通した特徴を教えて欲しいと言われました。

 質問された会社の社長様も元気がある方で、従業員の皆様も、訪問した折、気持ち良く挨拶してくれます。
こうした会社はよい会社である場合がほとんどです。

あいさつは、その仕方ひとつで、相手に対して良い印象や悪い印象を与えることがあります。

「あいさつは仕事に優先する」と言われることがありますが、あいさつなどの第一印象は、相手との信頼関係構築の第一歩です。それが、のちのち取引関係にも影響を及ぼします。

あいさつが会社の利益を左右することになります。

また、従業員同士であいさつができない会社では、職場での協調性が失われ、社員同士の信頼関係が生まれず、仕事での連携プレーがうまくいきません。あいさつができているかできていないかで、仕事の成果に実に大きな差が生じます。

取引先やお客様へのあいさつは、元気よくできる人でも、従業員同士のあいさつだと、恥ずかしく声が小さくなる場合も多くあります。

朝礼を利用し、従業員同士少しずつ元気な声であいさつができる練習や準備を行うことも大切なことです。わざわざ朝礼であいさつの練習をしなくてもと思われる人もいると思いますが、元気な挨拶ができることは、職場づくりの基本です。事務所内でできる営業活動でもあります。

あいさつは、自分から大きな声ですることが大切であり、それを心がけたいと思っています。

一年間ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。皆様よいお年をお迎えください。

 

元気に新しい年を迎えましょう

 

 古い諺に「歳月 人を待たず。光陰 矢の如し」という教えもありますが、

今年もあと僅かとなりました。

安倍政権発足当時は、先行期待感もあって、やや明るい兆しも見えましたが、今になってみると、国の内外の難しい問題もあって、やや衰退気味になってきました。

加えて人口の減少、少子高齢化や国内需要の減少や、地域経済の停滞により低成長となっており、平成21年から24年の3年間で、長野県内の事業数で、約7,800件、その従業員数で42,000人減少し、中小企業を取り巻く事業環境は厳しさを増していると思います。

 

しかし、泣きごとを言うだけでは改善されません。

この中で生き抜く為には、頼るのは自分の力だけです。景気のせいにせず、人のせいにせず、来年こそは更なる努力によって良い年になるよう、お互いに頑張りましょう。

 

 

来月1月から 「白色事業所得者」も記帳・帳簿保存が必要に!

 

 年越しを前にいよいよ慌ただしくなってきました。来年の税制改正の内容も順に具体的になってきていますが、その前に、来月から取り扱いが変わり、対応が必要な事項があります。あまりアナウンスされてないですが、大事なことなのであらためてお知らせします。

1 変更点

 

【従来】

 @事業所得等を有する白色申告の方

 A前々年あるいは前年分の事業所得等の金額の合計額が300万円以下である場合

 

    『記帳・帳簿保存等』 の 必要なし

            

【来月1月より】

 @事業所得(農業含む)、不動産所得、山林所得を生ずべき業務を行うすべての方

 『記帳・帳簿保存等』 の 必要あり

 

 POINT! 所得税の申告が必要ない方も対象!

2 記帳する内容

 

『売上などの収入金額』 『仕入や経費に関する事項』 について

 @取引の年月日

 A売上・仕入先その他の相手方の名称

 B取引金額

 C取引の内容                  など を、帳簿に記載します

 

 POINT! 白色申告は簡易な方法による記載も可(免除ではなくなった)

3 帳簿・書類等の保存期間

 

  保存が必要なもの

保存期間

帳簿

収入金額や必要経費を記載した帳簿(法定帳簿)

業務に関して作成した上記以外の帳簿(任意帳簿)

7年

5年

書類

決算に関して作成した棚卸表その他の書類

業務に関して作成し、または受領した請求書、納品書、送り状、領収書などの書類

5年

5年

 

 

 

トップへ戻る