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2017年9月号

 

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事務所通信

 

かけはし 2017年9月号

 

経営計画発表会に参加して

 

先日、当社の顧問先であるA社の年間経営計画の発表会に参加させていただきました。大きな流れとしては、

  1. 社長から年間の経営方針や重点項目の発表、目標売上高や目標利益の発表
  2. 各部門の目標や課題の発表
  3. 全社員の個人目標や課題の発表

などでした。私は従前から、「経営を伸ばすには目標の明確な設定とそれを獲得するための手段、そして実績のチェックと目標との比較検討」の重要性をお話ししてきました。そして、経営計画こそ企業発展の原点だと思っています。

経営計画はなぜ必要なのか

 

 ですが、なかなか普及していないのが実態かと思います。その理由としては、「計画を立てたって実現できるかどうか分らない。」といった意見が多いようです。実例でお話しするのが"マラソン"です。選手は腕時計のラップを見ながら走っています。目標となるラップを把握しているから、目標通りに走れているか、何秒遅れているか、よってペースをどれ位あげる必要があるか、といったことが分かります。目標が無ければ "とにかく一生懸命走って結果は運次第!!"ということになってしまいます。

 マラソン・ランナーがこのようにして優勝を目指すのと同じように、経営を発展させるためには「計画の立案、実行、実績の評価、計画の修正」が必要とされるのです。

有言実行が成長・発展の原点

 

 経営計画がうまくいかない、もう一つの原因が"計画を立てただけで終わってしまっている"ということがあります。経営者も普段の仕事に追われ、計画と実績の把握などが必要ということは分っていても、ついついおろそかになってしまい、そのうち計画書は机の中に眠ったままになってしまうということです。
「物事は実行しなければ結果が生まれません。良い結果であれば万々歳ですし、良くなければ修正すれば良いのです。とにかく、実行が全てです。」

 経営者の方々には"言葉だけで良いことをいくら言っても現実はなんら変わらないこと、そして、有言実行の必要性を社員に教え込んでいただきたい"と思います。社員がそのようにできるか否かは、経営者と社員の根競べです。できるまで口酸っぱく伝え続けることが必要です。
経営に必要なことが着実に行われているか、普段の営業や製造などの業務のみに終始しているかで、経営の成否が決まってきます。

 

 

秋冷の候

 

早いもので、もうお盆も終わってしまいました。

もう 秋 = 秋冷の候 となりますね。

1日1日が尊い日であることは承知しており、無駄にすごしているとは、自分では思っていませんし、むしろ真面目に生きていると思っていますが、それにしても月日のたつのは私の気持ちには関係なく、待った無しで、ドンドン過ぎて行くような気がします。

幸い体の方は丈夫で、仕事も畠もそれなりにやってはいますが、月日の経過には何の抵抗も出来ません。

只只真面目に自分のやるべきことをやって行くしかないと思っています。

幸い体の方は健康ですが、それだけでは自慢にもなりません。

人様に迷惑を掛けずに少しでも喜ばれるような人間になればと思っています。

今年ももう後半に入っています。
健康で自分の職務はガンバリたいと思っています。
皆さんも健康で仕事に励んで頂くよう祈っています。

経営支援通信 「本当はこういう経営をしたい!」を実現しませんか?

 

昨年は△10sのダイエットを成功させ、リバウンドも無く維持できている経営支援チームの浦野です。

今年はハーフマラソンへエントリーしました。

 

 さて、われわれ経営支援チームは昨年からスタートさせた「将軍の日」「先行経営」を基軸とした、

社長の「こうありたい」経営を支援する活動に日々奮闘中であります。

「えっ!そんなことしているの?」というお客様もいらっしゃると思いますので、ご紹介させてください。

 

まずは支援の目的です。経営支援チームのテーマです。

社長が心に秘めた「本当はこういう経営をしたい!」その願望を叶えたい。

 

つづいて支援の手段を2つご案内いたします。

  1. 「将軍の日」を開催しています。(毎月第3金曜日の10:00〜18:00・研修型)
    年1回、我々と一緒に「願望を共有」し、それを叶える為の「5年後にはここまでやるぞ!」という中間目標を設定(中期経営計画)します。PDCAでいうとPです。
  2. 「先行経営」を継続的に実施します。(企業様毎に2時間/月・来社型)
    毎月1回、我々と一緒に目標を達成していく為に必要な、昨日までの経営の振り返り、明日からの打ち手や軌道修正を決断していきます。PDCAでいうとCAです。

 

これを御取組みいただくと、社長の経営にPDCAのサイクルが構築でき。かつ継続させられます

 

誰でも心に秘めた願望を叶えたい気持ちはあるものです。

でも一人ではサボりたくなるし、結果的にくじけてしまう・・・。

ダイエットもマラソンも同じです。

くじけそうになる心を我々が一緒になって支えていくこところにその真価があります。

お分かりいただけましたでしょうか?

 

次回は、先行経営までお取組頂いているお客様の状況・成果をお伝えしたいと思います。

 

経営支援部 浦野 正樹

税務通信 相続税の試算は必要か?

 

私が「かけはし」の原稿を書くと、どうしても相続絡みの記事になってしまいます・・・。

会社を経営していく上で経営計画や資金繰りを、きちんと考えて実行していくことが当たり前になってきた昨今。
資金繰りの中には、もちろん法人税や消費税の納税も考慮されていると思います。
個人においても所得税や住民税がいくらかかるのか?特に所得が多く、納税が高額になる方は常に気にしておられると思います。

 法人税や消費税、所得税や住民税は、毎年定期的に申告や納税が行われるので、税金の知識がそれほど無くても、仕組みをある程度理解できますし、金額も比較的簡単に試算できます。
しかし相続税は、定期的に何度もありませんし、生前においては納期限は決まっていません。
なおかつ、金額を試算するのも簡単ではありません。
ある程度の金額が把握できていれば、納税資金がちゃんとあるのか? 
足りない場合にはどうやって準備すればいいのか? など、事前に考えて手を打つための重要な材料となります。

相続税を試算するメリット

 

  1. 元気なうちであれば財産・債務の資料をきちんと準備・整理し、把握するのが容易。(相続開始後では被相続人にしかわからないこともあり、完璧に把握するには時間と労力が必要になります。)
  2. 財産や債務をどのように相続させたいのかなど、考えや思いを把握することができる。
  3. 遺産分割の計画や、遺言書の必要性確認、実際に遺言書の作成ができる。(相続開始後では、遺言書の作成はできないし、全てを遺族に任せることになる。)
  4. 相続税を納税するための資金や、遺族の生活資金の準備や対策ができる。
  5. 必要な財産、不要な財産を明確にでき、それらを将来的に管理・処分する計画が立てられる。
  6. 節税の手段や実行の計画が立てられる。
  7. 万が一相続が発生しても、余裕ある対処ができる。
  8. 何よりも家族の幸せと将来を考えることになる。

相続税を試算するデメリット

 

  1. 財産・債務の状況や法律などが、試算した時と相続開始の時とで大きく変わっていると、対策の効果が半減したり、逆に悪影響となる場合もある。(定期的な試算が望ましい。)
  2. 試算を行うための労力やコストが、少なからずかかる。
    相続税の試算は単に金額を出すだけではありません。財産・債務の現状把握、将来的な考えや計画、実現するための対策、そして何よりも家族の幸せをきちんと考え、準備することに繋がります。

 

 

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