税理士/長野県上伊那郡を拠点として活動する税理士法人さくら中央会計/宮田村、伊那市、駒ヶ根市

トップページ > 事務所通信 > 2018年5月号

 

2018年5月号

 

【お問い合わせ】
税理士法人さくら中央会計
〒399-4301
長野県上伊那郡宮田村157 TEL:0265-85-2290
FAX:0265-85-3935

事務所通信

かけはし 2018年5月号

 

「利益をあげる」が中小企業生き残りの条件

 

 企業の最終目的は「利益をあげること」です。利益は(収入−経費=利益)として計算されます。マイナスならば損失です。あくまでも会計の手続に従って帳簿上で計算された数値です。よって、利益は具体的に目に見えるものではありません。

 利益が現金で山積みにでもなっていれば、利益が沢山でたと実感できるでしょうが、ペーパー上のものなので普段の生活がなんら変わることはありません。赤字だからと言って、その分の現金預金を取られる訳でもありません。むしろ、多額の黒字を計上した方が多額の納税額(現金預金が減ってしまう)に困惑する経営者の方が多いような気もします。したがって、赤字であっても「神谷さん、来期は頑張りますわ」と今期の業績は仕方がないと自身に言い聞かせるような経営者が多いのも事実です。

1.なぜ利益をあげなければならないか

 

 計算上の値なのに、企業経営上なぜ利益が重要視されるのでしょうか。それは利益が結果的には「資金を増やす」損失は「資金を減らす」ことに通じるからです。損失が究極まで積み重なってしまうと、「企業は倒産」に陥ってしまいます。

2.これから身の回りで起きること

 

 今、私の事務所がある宮田村近辺でささやかれている話があります。それは、来年に某上場企業が工場を新設し、新たに従業員を100名以上ほど採用する予定であるとのこと。他の地方から引き連れてくるならいざ知らず、この伊那谷で新規に100名以上を採用することは大変なことです。

 上場企業であるがゆえに賃金相場や福利厚生などの雇用条件は私たち中小企業のそれをはるかに凌ぐものと推察されます。場合によっては現在の職場を去って、某上場企業の方が良いとして転職する方も発生するかもしれません。

3.人手不足が拡大している

 

 私どもの主要な顧問先である建設業で良く聞く言葉があります。「人を採用しようにも誰も来ない」
この言葉は建設業のみならず製造業や他の業種でも聞かれるようになってきました。賃上げは運送業者や飲食業等で広まりつつあります。安倍総理も3%以上の賃上げの旗振りをしています。黒田日銀総裁も2019年には物価上昇率2%確保に手ごたえを感じ始めたようです。

 中小企業も今後、賃上げの必要性に迫られるやに思います。無い袖は振れないとして賃上げやボーナスを抑えることは労務倒産に陥る危険性があります。賃上げを考えないと企業存続が危ぶまれるかもしれません。そういった意味で、賃上げにも耐えられる利益計上が中小企業生き残りの大きな要件になりそうな気がします。

 

良い実を成らせるには?

 

良い実を成らせるには、良い花を咲かさなければならない。

良い花を咲かせるには、良い枝を延ばさなければならない。

良い枝を延ばすには、太い幹を作らねばならない。

太い幹を作るには、暴風雨にも倒れない根をしっかり張らねばならない。

根をしっかり張るには、適度な肥料が必要である。

 

結局、良い実を成らせるには、その後の管理もあるが、適度の肥料が基本となる。

さて、あなたの企業に必要な適度な肥料は・・・

 

人?   金?   機械?   技術?

経営者の智恵の出し所(あとは管理次第)

 

『 空き樽は叩くと高い音を出すが  充実した樽は余り音を立てない。 』
『 丸くとも一角あれや人心  余り丸きは転び易いぞ! 』

 

「税務通信」今年も実施されます「IT導入補助金」

 

昨年注目されていた「サービス等生産性向上IT導入支援事業」(通称:IT導入補助金)が今年も実施されます。IT導入補助金とは、経営課題やニーズに合ったITツール(ソフトウエア・サービス等)を導入する経費の一部を補助する目的で、補助金額は15〜50万円・補助率はサービス費用の1/2以内。
内容だけみると昨年よりも縮小されていますが、予算規模は5倍の500億円。見込件数は10倍の約13万件とし、対象者の裾野を広げることで多くの中小企業・小規模事業者を支援する構えです。
つまり、新しく契約するITツールの1年間の使用料・保守料などが30万円以上なら、補助の対象になる可能性があります。(補助金の対象になる為に、過剰な機能を付けていないかご注意を!)

申請・手続きの概要

 

「経営診断ツール」での診断 → ITツールの検討(登録されている事業者の製品が対象) → 交付申請 →
交付決定 → 補助事業の実施 → 事業実績報告 → 補助金額の確定 → 補助金交付手続き → 補助金交付 → 事業実施効果報告

 

特に注意するのは交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行わないこと!!

スケジュールは下記一次〜三次まで予定されています。

  • 一次公募 平成30年4月20日〜6月4日
  • 二次公募 平成30年6月中旬〜8月上旬
  • 三次公募 平成30年8月中旬〜10月上旬

 

なお、「交付申請」と「事業実施効果報告」は
IT導入支援事業者(ITベンダー・サービス事業者)が代理申請を行います。

 

 売上管理・在庫管理・顧客管理・勤怠管理を「ノートに手書きをしているが、パソコンを利用したいと思っている」「エクセルで表を作って集計しているが、もっと簡単にできないか?」等の悩みがある方は、これを機にITツールの導入を検討するのはいかがでしょうか?

 

ご興味のある方はぜひ事業のHPをチェックしてみてください。
IT導入補助金 https://www.it-hojo.jp/

 

「経営支援通信」伸びる企業とは

 

何の特徴も無い一般的(平均的)な企業は、価格競争をもろに受けると衰微するが、

その企業独自の長所を持っている企業は、取引先から評価され発展する。

 

では、その独自の長所とは

  1. 他社より 安い
  2. 他社より 製品(商品)が良い
  3. 他社より 早い
  4. 他社より 対応が良い
  5. 他社より 親切である

 

など…  これらを実現するのは、中々難しいが、之をやるのが経営である。

勿論、商いは元にあるので、仕入れや材料の購入から吟味することは当然あるが、あくまでも採算(損益)を度外視しては倒産に追い込まれてしまう。

それには先ず、良い設備と環境が大切であるが、お客様を大事にする気持ちが基本であり、担当者に任せ放しにせず、各部署に責任者を決定し、それぞれ目標通り運営されているかどうかを常に監督、指導することが重要である。

 

そんな・・・会社を良くしていきたい社長のための 「戦略★社長塾」やってます

人? 金? 機械? 技術? 経営者の智恵の出し所(あとは管理次第)

 

○ やりたいことが沢山あるけれど、どれから手を付けたら良いかわからない。
○ 売上を伸ばしたいけれど、何をやったら良いのかわからない。
○ これで良いのか、今のままで良いのだろうかと思う。
○ 経営の基本や原理原則について知りたい。

≪講座内容≫

 

  1. 経営の本質や 経営の構成要因について
  2. 利益性の原則について
  3. 実行の手順について
  4. 経営の全体図と社長の実力向上について

 

・コース:全4回 …( 2時間/回×4週 )火曜日 木曜日
・参加料:全4回 … 20,000円(税込)(5,000円/回×4週)
+ テキスト代 1,600円
・場 所:税理士法人さくら中央会計 セミナールーム

トップへ戻る