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2020年12月号

 

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事務所通信

 

かけはし 2020年12月号

 

 

一年間お世話になりました

振り回された一年

 

 今年はコロナに始まり、コロナに終わり、コロナに振り回された一年でした。小売業やサービス業などでは売上が大幅に落ち込み、資金を回すために多額の借金を背負い、何とかやりくりをしている中小企業が多くいらっしゃいます。

幸い、私どものお客様でコロナにより廃業等された方はいらっしゃいませんが、日々の金銭的な不安、いつ売上が回復するか先が見えない精神的な不安・・・毎日が不安の連続に追われているのではないでしょうか。

さらに追い打ちをかける課題

 

 仕事のやり方にも大きな変化が起きています。仕事についてはテレワークだとか、DX(デジタルトランスフォーメーション)だとか、昨年まで聞かなかったような言葉がマスコミ等にあふれていました。

  商品の販売もインターネット通販では伸びていますが実店舗では減少しています。私が20代の頃からお世話になっていた、なじみのお店も結構広い面積だったのですが、移転し「エ!!」と思わず声をあげそうな狭い店舗に移転してしまいました。

インターネットの利用も様々な場面で避けては通れない感がします。

精神的に折れないでください

 

 売り上げは伸びない、借入金はかさんでいく、先行きも明るさが見えてこない。こんな状況の中で社長様方が抱える精神的な負担・悩みは相当なものと思います。精神的に折れてしまうことが一番悲しく辛いことです。

 困った時、苦しい時は誰か身近な人にぜひ相談をしてみてください。人に話を聞いてもらえば、解決策は見いだせなくても精神的に楽になります。一人で夜遅くに考え込んでしまう、しかも、お酒を飲みながら、なんていうのはご法度です。余計に落ち込んでしまいます。

私で良ければいくらでも相談に乗りますので声をかけてください。

 

20年前を思い出します

 

 20年ほど前、建設不況と呼ばれて時代がありました。当時、東京の企業再生の専門コンサルタントと共に、建設業の再生に取り組んだことを思い出します。

  再生した企業、廃業した企業、皆さん当時は苦しんでいらっしゃいましたが、今では元気で暮らしていらっしゃいます。世の中どうにかなるものです。

 今でも、そのコンサルタントの方とは交流があるので、困ったことがあればご相談ください。ワクチンも開発されたとのことです。朗報です。来年は是非明るい年になってほしいものです。それまで頑張っていきましょう。

 

 

 

苦しさ、つらさを支えるもの

 

 プロボクサーが試合前に行う減量は厳しくつらいことで有名です。

4日も5日も「メシも食えなければ水も飲めない」。その苦しみたるや、正に言語に尽くし難いそうです。

そして、愈々苦しくなると便器に頭を突っ込んで、たまっている水を飲もうとするそうです。

 その時、彼等を支えるものは何でしょうか。

あるプロボクサーによれば、試合が終われば食べられるという希望だそうです。

それも何と無く食べられると言うのでは無く「ビフテキを食べ、寿司をたらふく食べて、ビールを浴びる程飲める」と極めて具体的な希望だということです。

希望が具体的であればある程、耐え忍ぶ気持ちも強くなるというわけです。
このことは私達も同じだと思います。

今はつらいけれど、これを乗り切れば家が建つ、車が買えるという具合に、より具体的にイメージを思い浮かべることが出来れば、厳しい状況を乗り越えていける底力も湧いてきます。

現実という厳しい波風に立ち向かう勇気も湧いて来ることでしょう。
仕事に追われる毎日を過ごしていると、ややもすれば夢を忘れ、希望を見失いがちですが、そうした時こそ具体的な夢や希望を掲げ、厳しい現実に立ち向かって行きたいものです。

 

 今年はかつて無いコロナウイルス感染症に世界中が襲われ、その中にあって、皆さんにはそれぞれの立場においてこの1年間頑張って来られたわけで大変ご苦労様でした。
今までかつて経験したことのない厳しさと、大きな転換が予測される2021年の日本経済、世界経済、そして景気や経営環境は一体どうなるのでしょうか。
経営者として、どう対応したら良いか、全く気の許されないところです。
これからは、今迄と全く異なった大きな変化や、新しい競争や、習慣破壊、価格破壊が各方面で起こり、更に一方では収益の高い新事業や、新商品が登場する大転換が到来することが予想されます。
来るべき2021年が如何に厳しい年であろうとも、敢然と嵐に立ち向かって行く気力と体力の充実した年を迎えることを祈念しております。

 

税務通信

 

そろそろ始めないとヤバイかも!インボイス制度対応

 

軽減税率に面倒さを感じながらも去年10月からの10%への消費増税にようやく慣れてきた今日この頃ですが、実はその消費税に関して小規模事業者にとってはもっと怖い時限爆弾のような制度が今後に控えています。

インボイス制度とは

 

正式には、適格請求書等保存方式といわれるもので、令和5年10月1日からの導入が決まっています。

そもそも消費税は、事業者が基本的には売上等で預かった消費税から、仕入等で支払った消費税を差し引いて納める仕組みになっています。

その請求書に事業者の固有の番号を入れて、消費税率、消費税額等を明記して基本的にはその積上げ計算で差し引きして消費税を納める制度です。

 

インボイス制度の何が怖いのか

 

 

問題はその固有の番号は、登録した課税業者のみ使える制度で、免税業者には発行が許されない制度となっています。

そこでマズイのが免税業者の請求書では取引先は消費税が控除できないので、取引先から切られる可能性が高くなります。

 

インボイス制度でピンチになる事業者

 

・ B to Bの企業間取引が中心の免税業者(前々期の課税売上高1000万円未満)フリーランス、1人親方等

 

ピンチになる事業者が取れる対策

 

 ・インボイス発行可能な消費税の課税業者になる(簡易課税方式も併せて検討)
 ・インボイス発行を諦めて今から値上げをしておく
 ・インボイス制度導入後取引先から切られそうになったら値引きする

 

全事業者対応が必要

 

適格請求書発行事業者登録申請は、来年10月から開始されます。

また場合によってはシステムの改修が必要になるかも知れません。

今後電子帳簿保存法の緩和が検討されていますし、請求データ自体を電子でやり取りできる電子インボイスの統一規格も検討されています。

請求から掛処理、消費税の集計や入金支払等の経理処理が一気に省力化できる可能もあります。

総額表示義務(税込価格表示)の対応もお忘れなく

 

現行法では、総額表示義務緩和の経過措置は令和3年3月までで期限が切れますので対応が必要です。

農林水産省資料より

 

軽減税率導入からインボイス制度実施スケジュール

 

農林水産省資料より

 

 

経営通信 長野県新型コロナウイルス感染症 緊急包括支援事業補助金

 

 

本事業は、新型コロナウイルス感染症への対応として緊急に必要となる感染拡大防止や医療提供体制を整備することを目的として実施します。

 

長野県のインターネットサイトには【コロナ支援】関連のサイトがあります。
https://www.pref.nagano.lg.jp/iryo/kenko/iryo/iryo/koronahokatusienhojo.html

 

新型コロナウイルス感染拡大防止対策事業の申請
令和2年12月25日(金)までに長野県(医療・福祉)慰労金・支援金運営センターへ 
必着となっております。
検討されている病院・診療所・訪問看護ステーション・助産所・介護サービス事業者・施設様はお急ぎください。

 

 

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