2021年9月号
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税理士法人さくら中央会計
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かけはし 2021年9月号
社員の満足度を高め、不満を抑える
社員が勤務先の会社を愛し、経営者を尊敬し、誠実に一生懸命働く姿勢は理想です。そのような気持ちをもって働く姿勢であれば、意識自体もポジティブになるし、結果として会社の業績が良くなるに決まっています。
ただし、現実にはそううまくはいきません。「うちの社長は細かくてうるさい。」とか「うちの社員は文句ばかり言う。」などということを耳にします。それだから人間だとも言えますが。
“満足”の反対に“不満足”がある訳ではない
人は満足感が高いからと言って不満を持っていない訳ではないし、不満がないからと言って満足しているかというとそういうことでもありません。不満の原因を取り除いてやっても、それは不満が減っただけで満足感が増えた訳ではありません。
具体的な事例でいうと、「給料が安いという不満を持っている社員」に給料をアップしてあげたとしても、一時的には感謝したとしても、しばらくするとその給料が当り前となり満足感を高めることにはつながりません。 つまり、満足を高める要因と不満足を減らす要因は全く別物であるということです。
満足を高める要因と不満足を減らす要因
それでは満足を高め、やる気がでる要因にはどのようなものがあるのでしょうか。これらの要因は「動機づけ要因」と呼ばれ、具体的には以下のようなものがあります。
・与えられた仕事を自力で達成する。
・上司から認められる。
・仕事そのものにやりがいがある。
・責任を果たす。
などがあります。つまり、仕事そのものに関する要因です。
一方、不満足の要因は「衛生要因」と言われますが、以下のようなものがあります。
・給与
・福利厚生
・管理体制
・職場の人間関係
などです。これらは安かったりすると不満を高めることになりますが、高いからと言って満足するわけではありません。
社員と共に良い会社を作る
前ページで述べたのはハーズバーグの動機づけ・衛生理論という経営ノウハウですが、社員に愛される会社を作り、好かれる社長となり、社員と共に精一杯働き、好ましい業績を上げるためにはとても参考になる話です。
インターネットで調べれば即出てきますので、是非、ご覧になってください。
給料さえ上げれば問題解決とはいかないのです。経営者もいろいろ勉強する必要があります。
物忘れは年のせいではない
或るところの87歳のオバーサンは記憶力も確かで行動もハツラツとしており、先日『脳年齢』を測定したら、なんと32歳だったという。
なぜ彼女は明晰な頭脳を維持出来たのだろうかと調べてみたら、意外な事実がわかった。
人間の脳細胞は、年齢と共に減少し再生しないと、100年に渡り信じられてきた定説が覆されたのだ。日米の研究チームは脳細胞に必要な栄養を与えることで、脳細胞の増殖・分裂に成功したという。
つまり、老化によって衰えた脳も若返るのだ。脳に必要な成分は核酸で、これを摂取したら87.5%の人の脳年齢が若くなったという。
だから、物忘れが多くなったのは年のせいだと思ってはならない。もちろん、暴飲暴食はいけないし、遺伝の関係もあるとは思うが、
「私はまだ若いんだ」と思うことから、事は始まる。
税務通信
消費税免税事業者の皆さん必見! まもなく消費税負担増えます!
事前検討しましょう!
どういうこと?
2年後からお客さん(事業者)から「インボイス」が求められるようになるためです。
インボイスとは、『登録をした消費税納税事業者だけが発行できる請求書』のことです。
結論から先に申し上げると、免税事業者の皆さんには実質的な税負担が増えることが懸念されます。
何もしないでいるとどうなる?
免税事業者はインボイスを発行出来ません!
普通の請求書は発行できますが、事業者は消費税分損することになるので困ります。
そのため、値引きの要求や、そもそも取引から排除される(締め出される)ことも懸念されています。
何を検討したらよい?
選択肢は
※もらった消費税をすべて納めるわけではありません。
「簡易課税制度」を検討すれば多少メリットが残るケースもあります。
どちらも負担増!ですが、消費税分もらえない、取引してもらえなくなるよりは・・・と考えます
インボイス発行事業者登録 令和3年10月1日〜始まります。
代理申請(e-tax)を弊社で承りますので担当へご相談ください。