新刊情報
生き残りのための建設業再生プランの実践
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著 者 神谷正紀
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書籍の概要
本書は建設業者、特に公共工事受注を中心とする建設業者の生き残りのための経営改善と再生支援に携わってきた著者が、その知識と経験を元に、建設業者が陥っている苦境の原因および再生の手法などについた述べた書籍です。
公共工事は国をはじめとした発注機関の政策などにより大きく左右されます。したがって、建設業者はどうしても発注機関頼りの経営体質に陥る傾向が強くなってしまいます。
しかし、周知の通り、財政は逼迫しており、公共工事予算は減り、さらに入札方法の変更や政権交代などの要因が重なり、建設業者の経営内容はますます厳しさが増すものと思われます。
ただし、道路や橋をはじめとした建設物は地域住民の生活に必要不可欠なものであり、その点で公共工事が無くなることはありません。
ということは、同業他社に打ち勝つ経営を作り上げ、受注した少ない公共工事の中から、いかに利益を生み出す経営を作り上げることが尽きます。
本書は建設業指導に定評のある著者が実際に再生に携わってきた事例をベースに、建設業経営の健全化の進め方をステップ式に記載しています。
特に税理士としての特性を生かし、数値などに基づいて、経営改善の具体的手法を述べているところが特徴的といえます。
苦境に陥っている建設業者のみならず、一般の建設業者にとっても、他の業種と一線を画す建設業経営のコツやポイントが書かれており、その点でも大いに参考になるものと思われます。
目 次
第1章 建設業を取り巻く現状と再生の方向性
第2章 建設業再生の必要条件
第3章 建設業再生ブランの概要を知る
第4章 自社の現状を正しくつかむ
第5章 応急処置で緊急事態を回避する
第6章 自社の将来を見通す(再生計画)
第7章 建設業財無力アップのポイント
第8章 再生計画を実行する
第9章 新たな建設業再生スキーム